2008/07/25

肥満小学生はメタボ予備軍=女性はリスク10倍−労災病院医師らが全国調査【時事ドットコム 7/25】

 小学6年の時に肥満だった人は大人になってから、脳卒中などの生活習慣病が起きる危険が高い状態「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)になりやすいとの調査結果を、宗像正徳・東北労災病院勤労者予防医療センター相談指導部長ら医師の研究チームが25日までに発表した。発症リスクは女性で10倍にも達し、子供のころの食習慣とメタボ発症に強い関連性があることが浮かび上がった。
 調査は2006年12月から07年8月、全国9カ所の労災病院で健康診断を受けた20歳から70歳の計799人(うち女性216人)を対象にアンケートを実施。メタボ患者400人と、性別や年齢が同じ399人とで、食習慣や運動習慣などを比較した。
 統計解析の結果、メタボ患者になるリスクは、小6で肥満だった人は肥満でなかった人に比べ、男性で2.8倍、女性で10.1倍。また、小学校の時にスポーツをしていた人はしていなかった人に比べ、男性で1.6倍、女性で2.6倍の高さになった。(2008/07/25-05:40)

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2008/03/04

朝食を食べる若者、抜く若者よりも肥満度が低い=米研究【ロイター 3/4】

 [ワシントン 3日 ロイター] 朝食をきちんと食べる十代の若者は、朝食を抜く若者よりも体重が軽く、よく体を動かし、健康的な食生活を送っているとの調査結果が明らかになった。米国の研究者が3日発表した。

 調査はミネソタ州に住む2216人の若者を対象に、14歳程度から5年間にわたって体重や食生活、その他の生活様式を追跡。それによると、普段朝食を食べる若者ほど肥満度を測る指数であるBMIが低いことや、常に朝食を抜く人は毎日食べる人に比べて体重が平均2.3キロ多いことも分かった。

 調査担当者は「朝食をこまめに食べる子どもほど活動的で、全般的に食生活も良い。つまり脂肪やコレステロールの摂取は少なく、食物繊維の摂取が多くなる」と説明した。

 研究者によると、米国で普段朝食を食べない子どもは推定25%。同国では若者の肥満増加が問題となっている。

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2007/10/15

低脂肪食、卵巣がん抑制に有効か 40%低下 米調査【朝日新聞 10/15】

2007年10月15日07時18分

 米フレッド・ハチソンがん研究所はこのほど、脂肪摂取を減らし、野菜や果物を増やした食事を継続すれば、卵巣がん発生リスクを大幅に抑えられる可能性が高いとの調査結果を米国立がん研究所の機関誌(電子版)に発表した。

 調査は約5万人の中高年女性が対象。このうち約2万人に対し、食事の脂肪比率をカロリーベースで従来の平均35%から半減するよう指導した上で、その後の卵巣がん発生率を調べた。

 指導を受けたグループは食事の脂肪比率を平均24%に削減。4〜8年後の卵巣がん発生率は、従来通りの食事を続けたグループより40%も低下した。一方、乳がんについて以前実施した同様の調査では、低脂肪食を続けても発生率は9%減にとどまった。(時事)

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2007/09/16

カロリー表示法案を可決 飲食チェーン対象 米加州【朝日新聞 9/16】

2007年09月16日15時26分

 米カリフォルニア州下院議会は15日までに、メニューへのカロリー表示をレストランに義務付ける法案を可決した。シュワルツェネッガー知事が署名すれば、2009年7月に施行される。

 対象は州内で15店舗以上を展開するファストフードや飲食店チェーン。健康に留意する消費者の判断材料として、カロリーや塩分、脂肪などの含有量をメニューに併記するよう求めている。

 米成人の6割強が肥満、あるいは太り過ぎ状態にあるとされ、医療費抑制のためにも対策が急務だ。米メディアによると、加州以外に13州が今回と同様の法案を検討中という。(時事)

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2007/08/08

肥満、家計にも「重く」…20キロ超過で医療費2・5倍【読売新聞 8/8】

 肥満は家計の大敵——。平均体重より約20キロオーバーすると、医療費は糖尿病で2・5倍、高血圧症で1・3倍に膨らむことが、京都大経済研究所の古川雅一研究員(医療経済学)の調査でわかった。


 肥満が健康を脅かすだけでなく、家計にも重い負担となることが裏付けられ、古川研究員は「家計のためにもダイエットを」と呼びかけている。

 日本人の平均身長(男性167・1センチ、女性153・7センチ)と平均体重(男性65・6キロ、女性52・9キロ)の場合、体重を身長の2乗で割り、肥満傾向を測る体格指数(BMI)は23前後。日本肥満学会は25を超えると「肥満」と判定している。

 解析では、BMIが23では、1人当たりの年間医療費は糖尿病で9万1000円、高血圧性疾患が5万円だが、体重が約20キロ増えてBMIが30になると、それぞれ22万7000円、6万5000円となり、肥満度が上がるにつれて医療費も増加した。

 調査では、厚生労働省が身長や体重、血圧、血糖値などのデータをまとめた「国民健康・栄養調査」の延べ約1万人分のデータと、同省が疾病ごとの医療費を集計した「国民医療費」のデータを利用。BMIと糖尿病、高血圧性疾患の医療費との関係について解析した。

(2007年8月8日20時28分 読売新聞)

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2007/07/26

肥満は人間関係で広がる 米の大規模調査で判明 【47NEWS 7/26】

【ワシントン25日共同】友人やきょうだい、配偶者が肥満になった人は、自分も肥満になる可能性が高くなるとの大規模調査の結果を米ハーバード大などの研究チームが25日、米医学誌に発表した。

 肥満への抵抗感がなくなってしまうことが一因らしく、先進国で社会問題となっている肥満が、親密な人間関係の中で広がる側面があることを示す結果だ。

 チームは米マサチューセッツ州でお互いに関係のある成人約1万2000人の集団を約32年間にわたって追跡調査。体格指数(BMI)が30以上の肥満になった人を取り巻く人間関係と、相手のBMIなどとの関係を統計的に解析した。

 その結果、友人が肥満になった人は、そうでない人に比べて肥満になる危険性が57%増加。きょうだいだと40%、配偶者だと37%、肥満になりやすかった。居住地が離れていても同様だが、単なる隣人関係では増加はみられなかった。

2007/07/26 10:44 【共同通信】

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2007/04/13

肥満と糖尿病発症のDNA差異発見 英グループ【朝日新聞 4/13】

2007年04月13日12時23分

 肥満と糖尿病のなりやすさに関係するDNAの微妙な違い(SNP=スニップ)を英オックスフォード大などのグループが見つけ、13日付の米科学誌サイエンス(電子版)で発表した。新たな治療法につながる可能性がある。

 SNPは、DNAを構成する塩基の配列が1カ所だけ異なっていること。グループは国際協力で見つかってきた49万カ所のSNPについて、糖尿病患者2000人と患者でない3000人とで頻度に差があるものを探した。

 その結果、患者では非患者に比べて、16番染色体にあるFTOと呼ばれる遺伝子で、塩基配列の1カ所がT(チミン)ではなくA(アデニン)の人の割合が高くなっていることがわかった。

 父母からいずれもAを受け継いだ人(研究対象の欧州白人では約16%)は、いずれもTの人に比べ、糖尿病の9割以上を占める2型糖尿病になるリスクが約5割高くなっていた。

 欧州の白人約3万8000人を対象に、体重(キロ)を身長(メートル)で2回割る「BMI」という指標を使って、2型糖尿病になりやすい肥満との関係も調べた。ともにAの人はともにTの人に比べ、平均体重が3キロ重く、BMIが30以上の肥満になるリスクが約7割高いことがわかった。

 欧州では父母のどちらか、あるいは双方からAを受け継いだ人は4〜5割程度だが、日本人では1割程度とみられる。FTO遺伝子の働きはまだわかっていない。

 板倉光夫・徳島大ゲノム機能研究センター長は「極めて大規模な解析で注目される。肥満や糖尿病の仕組み解明や治療法の開発につながる可能性がある」といっている。

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