2006/05/28

ニワトリが先か、卵が先か… 結論?卵でした【西日本新聞 5/28】

 ニワトリが先か、卵か先か?。学者から酒場の酔客まで悩ませ続けてきたこの“命題”に、英国の遺伝子専門家と哲学者、養鶏家の3人が結論を下した。その答えは「卵が先」。英PA通信が26日、報じた。

 ノッティンガム大のブルック・フィールド教授(進化遺伝子学)らによると、生物が生きている間に遺伝物質が変化することはなく、ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはあり得ない。このためニワトリ以外の鳥が産んだ卵が、突然変異でニワトリの特性を備えた卵になった、と結論づけたという。

 3人は、映画「チキン・リトル」のDVDを発売するディズニーの依頼で、この命題に結論を下した。 (ロンドン・岡安大助)
 =2006/05/28付 西日本新聞朝刊=
2006年05月28日00時40分

当たらない生ガキ育てる…「ノロウイルス」実態解明へ【読売新聞 5/28】

 農水省は、生ガキによる食中毒の主因となる病原体「ノロウイルス」がカキに蓄積される経路の解明に乗り出すことを決めた。


 調査結果を基に、危険度の予測法や汚染防止策を確立し、「当たらない生ガキ」の実現を目指す。

 ノロウイルスは人間の腸管で増殖、下水で海に運ばれ、プランクトンなどを経由してカキの体内に入ると考えられているが、詳しい実態は分かっていない。

 研究には水産総合研究センター(横浜市)をはじめ、産地の岩手、宮城、広島各県などが参加、3年間行う。

 この夏には産地の2か所をモデル地区とし、河川から流入した水が海でどう拡散するか詳細に調べる。

 下水からウイルスが検出された際などに、河口付近に浮かぶ養殖施設を移動させて汚染を回避するといった対策が可能かを検討する。

 さらに、養殖地周辺の患者発生状況、降雨などの気象、海水温、潮流など、ウイルス汚染との関連が考えられる要素を調査。汚染が起きる前に危険度を予測する手法を確立する。

 出荷前に水槽で浄化する手法の研究も進め、従来よりもウイルスの危険を減らした生ガキの実現を目指す。

 ノロウイルスは激しい下痢や腹痛を起こし、年1万人前後の患者が発生している。ウイルスが付いた手で調理した食品でも感染するが、生食することの多いカキが主原因。

(2006年5月28日3時28分 読売新聞)

2006/05/26

健康食品:コエンザイムQ10の評価は困難 食品安全委【毎日新聞 5/25】

 健康食品として人気の「コエンザイムQ10」について、食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は25日、データ不足のため、食品として摂取する際の上限量の評価は難しいものの、厚生労働省の諮問に対する評価書は作成する方針を決めた。
 コエンザイムQ10は、医薬品として成人1日あたり30ミリグラムの使用が認可されている。一方、健康食品として60〜100ミリグラムの摂取を勧める商品が多いため、厚労省が食品としての上限量の設定を諮問した。
 同委員会は、評価に不可欠として、厚労省に対し人体への影響に関する新たな情報や、健康被害との因果関係などに関する質問状を出していた。しかし、同省からの回答には、新たな情報がほとんどなく、委員からは「医薬品と食品の整理が不明確」などの意見が出された。【永山悦子】
毎日新聞 2006年5月25日 21時07分 (最終更新時間 5月25日 21時59分)

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