2005/02/27

緑茶成分、初期ぼうこうがんに有効 米研究チーム【CNN.co.jp 2/27】

Web posted at: 15:24 JST
- REUTERS

ニューヨーク(ロイター) 緑茶から抽出した成分に、初期のぼうこうがんの進行を抑える効果があるとの研究結果を、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のチームがこのほど発表した。がん細胞の増殖を防ぐ作用が、実験によって明らかになったという。

研究チームでは、実験室に発がん性物質と緑茶成分を用意し、これらに人間のぼうこう細胞を接触させて反応をみた。その結果、たとえがん細胞が発生しても、緑茶成分がその増殖を阻害することが判明。がん研究の専門誌「クリニカル・キャンサー・リサーチ」に結果を報告した。

報告によると、緑茶成分はがん細胞中の「アクチン」に作用するとみられる。アクチンは細胞の形を維持したり、細胞運動の原動力となったりするたんぱく質。これを制御する「Ryo」という別のたんぱく質が、緑茶成分によって活性化され、がんが周囲の健康な細胞まで広がるのを抑えるのではないかと、チームでは説明している。

緑茶ががんに効くとの説をめぐってはこれまでにも多数の研究が報告されてきたが、まだ不明な点が多い。主成分カテキンなど抗酸化物質の作用が注目される一方で、進行がんには効果がないとの研究結果が最近発表されている。

研究チームによると、今回の実験は、緑茶による作用を新たな側面から解明しようとする試み。次の段階として、緑茶にぼうこうがんの再発を防ぐ効果があるかどうかを調べる臨床実験をすでに始めているという。

チームでは「緑茶を飲むことで、ぼうこうがんの発生自体を予防できるかもしれない」と期待を示す。だが1日何杯で効果が望めるかなど、具体的なデータを示すには、今後さらに研究を重ねる必要があるという。

2005/02/15

禁煙で寿命は数年延びる=米加研究チーム【Yahoo!ニュース 2/15】

 [ワシントン 14日 ロイター] 米国とカナダの研究チームは14日、喫煙の習慣を止めれば、たとえ肺疾患を発症した後でも数年間寿命が延びると報告し、禁煙に遅すぎるということはほとんどないとの根拠が新たに示された。
 調査では、禁煙プログラムを利用して禁煙に成功した中年のヘビースモーカーの死亡率が、通常のほぼ半分に低下していることが分かった。
 ボルチモアにあるジョン・ホプキンス大学のロバート・ワイズ氏は文書で、「(喫煙が)健康に有害であることは大半の人が認識しているが、禁煙によって寿命にどれほどの好影響があるかは認識していないと思う」と語った。
 調査では、ワイズ氏と10のクリニックが協力し、35?60歳で、肺疾患を持ちながらそれを病気と自覚していなかった人5887人を対象に実施した。
(ロイター) - 2月15日14時9分更新

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